タイトルは自分が大学生時代、友人達と学園祭の屋台を出店した時のビジネスモデルです。



せっかく出店するんだから、なにか挑戦的な試みをしようと通常では売れるはずのない低原価なものを学園祭屋台の平均単価100円~200円程度で売る事が出来るかと言う事になり、商品をストローに決定しました。



仕入れは100円均一ストア、200本入で100円のストローパックを仕入れて、それを1本200円で販売するという事になりました。



全く普通のストローです。1本あたり、仕入原価は0.5円(税抜)です。



それを200円で販売する、、、さて、売れるんでしょうか? 



結果から先に言うと、初日で約1万円程売れました。



50人が買ってくれたことになります。粗利益でいうと、他の屋台と比べなかなか健闘しているほうです。



しかも学園祭は3日間あったのですが、リピーターが続出。初日に購入してくれたお客様が友人を伴い、ストローを買うためだけに再来店してくれる。。。と言ったケースもけっこうありました。



熱狂的なファンをたくさん獲得する事も出来たのです!!!



『商品が悪いから物が売れない』なんて話を周りから良く聞きます。でも、僕はそんなふうに考えた事はありません。この時に知ったのです。




工夫次第で売れない物なんて存在しないと言う事を!





だってストローです。原価0.5円のただのストローです。それが1本200円でどんどん売れていくわけです。『商品が悪いから物が売れない』と言ってる人で、これより悪条件な人を見た事ありません。



これからどのようにして、なんの変哲もないストローを200円で売っていったかを解説します。もしこの記事を読んでいる人の中に、商品が売れなくて困っている人がいらっしゃれば、なにかヒントを得て頂く事が出来るのではないかと思います。



まず長机を一台置いて、その上に商品(ストロー)を陳列しました。イメージとしてはガラスケースこそないんですが、宝石売り場の宝石を陳列するように置いていきます。



そして販売員は皆スーツで揃えました。学園祭の屋台の販売員でスーツを着ていたのは僕らだけでした。


さらに、白い布手袋を着用し高級感を印象付けます。


そして長机の両サイドにイスを置いて、従来の屋台の早い回転率の販売方法ではなく、座って頂いてお客様にじっくり商品を見て頂く形にします。


そして『ショップ ストロー』と書いた看板を出しました。



実はこの時点で屋台の前を通行する人達は、ほとんどがこちらに興味を引かれるように視線を注ぐようになります。学園祭でスーツに白手袋を着用した販売員が重々しく立っており、そして置いてある商品を見ると、ただのストローで、『1本200円』と表示されているのです。他の屋台と比べての特殊性ゆえに注目を集めないほうが難しい状況です。


そして、そのシチュエーションに混乱したような視線を注ぐお客様に声がけをしていきました。


『いらっしゃいませ、ストローはいかがですか?200円です』


そうすると、ほとんどのお客様が素通りする事なく質問で返してくれました。






『何、言ってるんですか?』と。。。





この質問をしてきたお客様の、約70%程が購入に至る事になるのです。



その後のセールストークを会話形式で説明していきます。



客 『何、言ってるんですか?』



店員 『えっ、何と申しますと・・・?』



 客  『いや、ストローって何ですか?』



店員 『あ、ジュースなどを飲用する際に使用する棒状の中が空洞になっているもので・・』



 客  『いや、それは知ってます。そういうことではなくて』



店員 『あ、失礼しました。で、いかがでしょうか?今なら200円でお買い求め頂けるんですが?』



 客  『だからそれが意味がわからないって言ってるんです』



店員 『・・・説明下手ですいません。どのあたりがわからないですか?』



 客  『なんでそんなの200円で売ってるんですか?』



店員 『安すぎますか?』

 

客  『高すぎます!!!』



店員 『えっ!?あ、でも商品を見て頂けたらご納得頂けると思いますよ、ちょっと見て頂けます?』



 客  『見ます(興味津々)』



店員 『ではこちらにお座りください』



(客、着座)



店員 『まずご説明させていただきますと、当店の基本ストローには3種類の仕様がございます』



 客  『はあ・・』



店員 『まず、絵柄のストライプが赤タイプ・緑タイプ・黄色タイプとございまして・・・どれでも1本200円です』


 客  『え、色だけですか、、、』



そこで、別の店員2が、これ見よがしに店員1に耳打ちをする。



店員 『えっ?マジで・・・(客に向き直り)お、お客様!おめでとうございます!お客様がちょうど来店1000人目という事で、特別サービスがございます!』



 客  『絶対ウソだ!!』



店員 『いえいえ、本当です!本来3種類のから1本お選び頂いて200円なんですが、特別に・・・・・3本セットで200円!いやぁ、お客様本当に運が良い!!』



 客  『いらなーい!!』



店員 『えっ、3本で200円ですよ』



 客  『全然ほしくない!』



店員 『お待ちください!特別サービスはこれだけではございません!』



 客  『まだあるの?』



店員 『はい、これからスペシャルなお客様にしかお見せしていない特別な商品をお見せいたします』



 客  『そうなんだ』



(ストローを半分ほどの長さにカットして短い裁縫ヒモを通した物を裏から持ってくる)



店員 『こちら、まだ未公開の新商品なんですが・・携帯<b>ストロラップ</b>でございます』



 客  『あははっ、ただのダジャレじゃないですか』



店員 『まだありますよ!!』



(今度はさっきより長い裁縫ヒモの付いた物を出してくる)



店員 『このようなネックレスタイプの物もご用意しております!』



 客  『ほんとバカだねあんた達』



店員 『まあ、そう言わずに試着は無料ですのでお試しだけでも・・』



(客、笑いながら装着・・・した瞬間に販売員全員、バラエティーのように転ぶ)



 客  『えっ、ちょっとなに?どうしたの?』



店員 『・・・いや、あまりに驚いたもので・・すいません。僕が今まで試着して頂いたお客様の中では、キャメロン・ディアス様が一番お似合いになると今まで思っていたんですが・・・今までは!(他の販売員に向かって)なあ!』



店員2 『心臓が止まるかと思いました』



 客  『何?この屋台。面白いんだけど』



店員 『わかりました!ここまでスペシャルなお客様をお迎えしているわけですから、私も最大限、勉強させていただきます!』



 客  『どういうこと?』



店員 『3点の基本セット・・・に加えて、こちらの携帯ストロラップ、さらにネックレスタイプも加え、すべてセットでお付けして・・・』



(客を見つめる)



 客  『ん?』



店員 『200円で!』





他店員一同 『えーーーーーーーーーーーーーーっ





(店員2が接客中の店員1に掴み掛かる)



店員2 『おまえ、ちょっと何を言い出すんだよ!そんな事したら大赤字だろ!』



店員 『責任はすべて俺がとる!例えどんな値段でもこのお客様に買って頂く事がショップストローの1番の宣伝につながるんだよ!』



店員2 『・・・そうか、お前がそこまで言うなら・・そうかもしれんな・・』



店員 『わかってくれるか?』



店員2 『ただし!ここの責任者は俺だ!責任を取るのは俺の仕事だ』



(店員1と2、しばらく間を取ってから熱い抱擁)



店員2 『・・・まぁ、心配するな。社長もきっとわかってくれるよ』



店員 『・・・ああ、ありがとう』



(爆笑している客に向き直り)



店員 『大変失礼致しました。ご安心ください。すべて合わせて200円で結構です!』



 客  『・・・わかった。買うわ』



と言ったセールストークを展開していくと、ほとんどのお客様は購入して、そして、何人ものお客様が友人を連れて再来店頂くほどの盛況ぶりでした。



この販売方法で、ストローを(最終的に数本お付けするんですが)200円で販売する事が出来たのです!



商品の品質なんて、売り方次第でどうにでもなるのです。




世の中、売れないものなんてない!





と、この時に確信したのです。



ちなみに翌年の学園祭では、屋台出店規約に




『極端に原価の低い物を売ってはならない』




という一文が追加されていました。






【非常識バイアスおすすめ書籍】


焼きそばうえだ [ さくらももこ ]
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日本に住むすべての高齢者に向けて

1、自分達の生活には多少の負担が生じるが、自分の子供や孫の世代には明るい未来を作る事が確実に出来る法案や政党

2、高齢者の福祉や生活を最重視して、その負担はすべて自分の子供や孫の世代に先送りして負担させる法案や政党

どちらを支持しますか? と質問するとします。

もちろん仮定の話なので推測するしかないのですが、シルバーデモクラシーと言われるように、本当に大半の高齢者が2の、次世代にすべて先送りしてでも自分達の生活をとにかく豊かにして欲しいと考えているのでしょうか?

ミクロで偏った範囲にはなるのですが、自分の周りにいる高齢者は、半数以上が1、自分の子供や孫の幸せな未来を、自分が贅沢で豊かな老後を過ごすことより大切なことと考えているように思えます。

生活にかかる最低限のお金を除いた分を、自分自身の贅沢ではなく可愛い自分の孫に最優先でつぎ込まれている人も大勢います。

もちろん次世代のために自分が食うにも困ったり、特段お金がかかるわけでもない程度の趣味も持てないほど困窮してしまう事は避けたいでしょうが、敬老パスの権利や、病院に行くかどうか迷う程度の重症ではない風邪などの医療費が無料になる権利よりは、自分の子供や孫の未来のほうが大切だと大半の高齢者は考えているのではないかと思うのです。

1の意見の高齢者+現役世代で有権者人口の過半数を占めるのであれば、高齢者の利益偏重となるシルバーデモクラシーなんて存在していない事となるはずです。はずなんですが、実際の政治は高齢者利益偏重となっていますね。

という事は、1の意見を持った高齢者は、たまたま僕の周りには偏って存在しているだけで、実際は大半の人は2の意見を持っているという事なのでしょうか?

そうではなく、これはただの政治不信が生み出している状況だと考えています。自分達の負担が本当に、子供や孫の明るい未来を創るために使われるのか?政治家や特定団体への利権を守るために使われるんじゃないか、と信じる事が出来ないだけなのです。

高齢化社会へ突入する日本に、硬直したシルバーデモクラシーを乗り越えるためには、政治不信を払拭し、有権者の信頼を取り戻す政治へと生まれ変わる以外に生き残る道はありません。

そのためにはまず先に政治家が、高齢者を信頼する事です。多くの高齢者は自分達の利益だけをみて投票している訳ではなく、信頼に足ると思えば、負担を受け入れ未来に投票してくれる存在であるということを。



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放浪の戦士 デルフィニア戦記1 (C・novels fantasia) [ 茅田砂胡 ]
放浪の戦士 デルフィニア戦記1 (C・novels fantasia) [ 茅田砂胡 ]

多額の貯金と、逃げ切り世代の充実した年金により豊かな老後を過ごされる高齢者も多くいるが、暮らしに困窮する高齢者も大勢存在する。彼らは働きたくても仕事がない。高齢者の仕事はそう簡単に見つかるものではないからだ。

最低賃金は労働者を守るための制度だと思われがちだか、実は全くの逆で多くの人から労働機会を奪い、極めて弱者を苦しめている。

昨年度(2016年)の最低賃金の全国加重平均額は823円。

高齢者でなくとも現役世代を雇える金額が、どんな人を雇う場合も絶対に払わなければいけない金額になってしまっている。

これでは誰が好き好んで高齢者を雇うというのだろうか?

中には社会経験豊富な高齢者を若者のフリーターより信頼できると判断する企業も一部は存在するし、特定の技術を持ったその業界の経験者を必要とする仕事なら別かもしれないが、普通に新しい仕事をはじめる場合、やはり若いほうが覚えるのも早いし、必ず続けるとは限らないが長く働いて責任のある仕事を任せる事が出来る可能性も高い。

最低時給に少し色をつけた時給で現役世代を雇えるのなら、あえて高齢者を雇う企業は、そう滅多にあるものではない。

なので当然、高齢者はどんなに困窮して働きたくても仕事なんて見つからない。

安い時給で働くのは感覚的には可哀想に思えるかもしれないが、ちゃんとその立場にたって考えてみればそうでないことくらい想像できるだろう。仕事が見つからなければ収入はゼロなのだ。安くともゼロよりは少しでも稼げる方がいいに決まってる。

そしてさらに仕事がないと、とにかく暇だ。しかしヒマを潰すにはお金がかかる。そもそも家にいるだけで電気代もかかってしまう。

でも、やはり働き口などそう簡単に見つかるわけがない。。。

が、最低賃金が撤廃、もしくは大幅に緩和されればどうだろう?

時給300円なら現役世代を1人雇う金額で高齢者を約3人雇うことが出来る。

体力を大きく消耗しない単純作業の人員なら、時給が900円ほどかかる現役世代1人よりも高齢者3人を選ぶほうが生産性が高くなる業種・企業はたくさんあると思われる。

現状では人件費を抑えるために海外に工場などを移転する企業は後を絶たないが、それにも歯止めがかかる。いや、日本に工場を戻す企業も出てくるだろう。中国なども人件費はどんどん高くなっているのだから。

日本だけで最低賃金を定めても安い人件費を求めて雇用は海外に流出するし、結局雇用自体が減ってしまって誰も救われない。

現在、65歳以上の高齢者人口は3392万人。総人口に占める割合は26.7%になる。50年後には2.5人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上にも推移する。

言うまでもなく現在の制度では国家が持たない。

しかし、高齢者が安い賃金で働く労働者となれば、そこから税収も生まれる。安い賃金の労働者を使うことによって企業も利益を上げ法人税も増える。

そして日本の労働者は優秀である。高齢化により、仕事のスピードや体力は落ちても日本人の几帳面さを求め海外からも工場の誘致も十分に見込めるだろう。土地の値段の高さも、彼らの求める高齢者人材は地方に多いのだから、そこまでネックにはならないだろう。

日本が再び、世界の工場として繁栄する事も不可能ではない。

現役世代の仕事も、体力を要さない単純作業は高齢者に奪われてしまうだろうが、元々、海外にどんどん奪われていくものではあるし、すべてが高齢者に取って替わられる訳ではない。なら企業の利益も上がり、海外からも工場の誘致などが増えれば、現役世代が担う仕事自体も新しく生まれていくだろう。

企業が安い賃金を求め新興国を渡り歩いていくのも限界がくるだろう。その国々もどんどん豊かになっていくのだから。

そんな時に、世界で最初に超高齢化社会に突入する日本が、真面目で几帳面な高齢者を安価な労働者として世界に開放すれば、日本は再び経済大国として甦ることも夢ではない。


【非常識バイアスおすすめ書籍】


ヒートアイランド (文春文庫) [ 垣根涼介 ]
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